

森林生まれの「フィトンチッド」
森林といえば、『森林浴』を思い浮かべます。
ストレスをやわらげて、身も心もリフレッシュさせたい、そんな時森林浴に出かける方もいらっしゃいます。
森林の中の爽快感は、とてもすがすがしいものですね。
緑にあふれた森林のなかに入って行くと爽やかな空気が広がり、かすかな香りがあります。
この香りの正体が、空気中に放出された植物物質『フィトンチッド』です。
「フィトンチッド」とは森林の植物(主に樹木)が自分で作りだして発散する揮発性物質で、その主な成分は
テルペン類と呼ばれる有機化合物です。この揮散している状態のテルペン類を人間が浴びることを
森林浴と言うわけです。
このフィトンチッドは、1930年頃、旧ソ連のB.P.トーキン博士によって発見され、名づけられました。
フィトンチッドは樹木の葉や材から蒸留などの方法で精油を抽出し私達の生活の中で利用されています。
私達の生活の中で活躍するフィトンチッド
フィトンチッドは、私たちの生活に広く有用であることが様々な実験結果から認められてきました。その為、私たちの身近な暮らしの中に取り入れられています。
フィトンチッドがもたらす効果は、次が挙げられます。
| 消臭・脱臭 | 抗菌・防虫 |
|---|---|
森林の中は、悪臭の原因となる動物の死骸や枯れた木などがあるにもかかわらず、爽やかな空気が広がっています。それは、森林には空気を浄化したり、悪臭を消す働きがあるからといえるでしょう。こうした消臭作用は身近な生活臭にも利用されています。 |
防腐、殺菌、部屋や浴室のカビ、家ダニなどの防虫等でも利用されています。 ≫抗菌実験データへ |

■試験液1mlあたりの生菌数測定結果
| 試験菌 | 対象 | 生菌数 | ||
| 開始時 | 30分後 | 60分後 | ||
| 大腸菌 | 検体 対照 |
- 4.1×105 |
40 - |
<10 2.6×106 |
| アルタナリア | 検体 対照 |
- 1.0×103 |
<10 - |
<10 1.0×103 |
| クロカワカビ | 検体 対照 |
- 3.7×105 |
5.2×102 - |
1.7×102 3.7×105 |
| 白癬菌 | 検体 対照 |
- 6.5×105 |
2.7×102 - |
<10 5.1×105 |
| カンジダ | 検体 対照 |
- 7.1×105 |
8.8×102 - |
10 4.7×105 |
※日本食品分析センターによる実験。
試験概要:検体の100倍の希釈液に大腸菌、アルタナリア等の菌液を接種後、
25℃で保存し、経時的に各試験液中の生菌数を測定。
■大腸菌にフィトンチッド噴霧後の実験データ

・大腸菌 開始時 ・30分後 ・60分後 ・60分後フィトンチッド無し
実験からも分かるように、フィトンチッドには殺菌・消臭効果があり、
森の生力の中にはこのフィトンチッドが入っています。
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